「TRIAL CLUB」は1981年に発会した、へらぶな釣りのクラブです。

 

 1981年当時、学釣連(全日本学生釣魚連盟)のOB・現役の有志が集まって生まれました。当時は釣り会全盛時代で、大量放流が行われ、飛躍的に釣り場の魚影が濃くなってきていました。名古屋の寄場に習った大型管理釣り場が相次いで誕生したのもこのころです。

 

 クラブの設立にあたり、当時決めたことがひとつあります。それは会長というような役職を置かず、会員誰もが平等であるという約束です。「平等の権利と義務を負う」というと難しくなってしまいますが、クラブの運営の仕事は、もの好きな人が率先して引き受け、個々の会員がサポートして例会を開催し、そしてこの精神が引き継がれきて、誰も無理強いをしないでここまでやってきました。これは奇跡的なことかもしれません。

 

 クラブの名前も「試しにやってみる」ということで、「トライアル」としました。理由は簡単、いまお話したとおりの約束があり、長続きしないと思ったからです。釣りクラブとしては、変な名前でバイクの同好会と勘違いされるかもしれません。それでも、会員のみんながなんとなく気に入っているようです。

 

 へらぶな釣りのキャリアも様々ですが、ただ、へらぶな釣りとの腐れ縁が断ち切れない人たちがたくさんいて、トーナメンターから月1釣り師や年に数回しかへらぶな釣りをしない人までいます。

 

 数十年の歴史の中で会員がへらぶな釣りを楽しみ、たくさんの思い出を作ってきました。これからも気の合う仲間でへらぶな釣りを楽しんでいきたいと思います。

 

 会員のコミュニケーションのため開設したホームページですが、興味のある方は隅々までご覧いただき、面白いと思われたならご連絡をください。新規入会、例会ゲスト参加歓迎します。