悶絶ダンゴマンと頑固ヒゲ男爵の巻
トライアルクラブ4月例会は昨年と同じく小貝川吉野の北桟橋で行なわれました。昨年は小雨、曇天の悪条件の中、トライアル随一のダンゴマン、杉田春もじり氏の浅ダナダンゴが炸裂し40キロオーバーの爆釣、北桟橋貸し切り状態のガラガラながら見事な釣果をたたき出しました。
平均釣果も良く、直近の試釣の結果も悪くないという情報から今日は昨年の悪天候から一転して晴天、微風の好条件、今回も比較的簡単に釣れてしまうのではないかと楽観的な雰囲気が入場時には漂っていました。他に例会の所はなく、一般の方も少ないので全員北桟橋入口から並んで入りました。
吉野名物のサクラもほとんど散りましたが、桟橋までの砂利道は綺麗に舗装され桟橋もゴミ一つなく管理の良さに感謝。気持ち良く釣りはスタート出来ました。
浅ダナダンゴの打ち出しは弱いジャミさわりで20分位でヘラに代わって来るのがいつものパターン、ゆったりめの打ち返しでアタリが変わるのを待つけど、いつまでたってもジャミさわりのみ、周りのメンバーもほとんど竿が立たずなんだか急に悪い予感。空いていた桟橋も好天の為か一般入場の方が続々入り桟橋奥まで結構な埋まりとなり、悪条件が重なりました。
1ボール打ち終わる頃になんとかへらアタリが出始め、カラツンとノーサワリで食い気のある魚の引っ張り合いの釣り、ほとんどのメンバーがダンゴで悶絶状態、ワケわからず根性で打ち返しカラに立ち向かう者、釣れない原因を冷静に分析しながら桟橋を徘徊する者、結果はやはり後者から出ました。
優勝はやはり昨年の覇者、杉田春もじり氏。
スタートから昨年よかったカクシン、コウテンのブレンドで始めるもアタリがもらえず悶絶の中、桟橋を徘徊し唯一釣れていた越川氏にエサのタッチを伝授されコシのあるやや硬めでの馴染ませ釣り、隣2人が弁当買い出しで離席するやいなやスパート開始、午前中22枚、午後風流れが強い中、苦労しながら20枚をカラツンの中から引きずり出し合計42枚で悶絶の中見事に釣りぬきました。
2位は昨年の3位からジャンプアップの荒井寒もじり氏。昨年と同じ北桟橋入口に入りいつもの浅ダナヒゲセット。隣にマッチアップ相手の田野大黒柱氏とガチンコバトル。
何故か吉野の魚と相性が良く、隣のダンゴで苦戦する田野氏を尻目に長ハリスのヒゲセットで煽りまくり、午前中で30枚、ニコニコ顔で優勝コメントを考えていたら午後13枚で合計43枚ながら型に泣き惜しくも2着。
房総の某ダムや山上湖、暖かな季節はどこでもこの長ハリスヒゲセットを一途に釣り抜く頑固さに頭が下がります。石の上にも三年でなくヒゲの上にも三年目ですネ。
3位は昨年2位の若山両ウドン氏(旧名 秋もじり)
最近、朝方は桟橋を徘徊しながら入念に情報収集に専念、釣れている人の釣り方エサを分析研究しヤワヤワのペトコンをカラツン上等で打ち抜き午前中25枚、午後 16枚、合計41枚。本人曰く、カラツンに負けず、アタれば合わせろ…だって
以上、もじり三兄弟でした。
【例会報告作成 レジェンド金山】
管理釣り場「将監」でトライアルクラブ3月の例会が開催されました。トライアル日和とは懸け離れた好天に恵まれた例会日となりました。駐車場から近い桟橋から埋まり中央桟橋に会員の7割が並びました。釣り場に詳しい会員が少ないので「なんとなく」ココで良いか?的な判断で皆さん釣り座を選択したのではないでしょうか。
さて、昨年の6月以来のレポートで5回目となりました。あと少し釣れていれば!と思う気持ちとあの時釣らなければ良かったのに!と考えさせられてしまう微妙な順位が4位です。
それでは3月例会の上位3名ですが
1位は安定の杉田氏、場所を選ばず何処でも良く釣りますね~。今日も浅棚セットで37枚を釣上げ優勝です。使い慣れたブレンドで持たせバラケで釣り切りました。エサメーカーは同じなのに何で使う人によって釣果に差が出るのか謎ですが餌付けと竿振りが正確なんですよね、たぶん。
2位の中澤氏はバランスの底釣りを選択、しっかりとしたタックルでトンボも付けずにアバウトなダンゴの底釣りで楽しそうに釣りをしていたのが印象的でした。24枚を釣り、序盤には良型を仕留めて大変ご満悦だったと思います。(帰りの車中は修羅場だったに違いない。)
釣り場でたま~に使っている方を見かける高級品「天舞」の9尺の曲がりを初めて見させていただきました。とても綺麗な掛けカーブでした。
中澤氏と私の間では対極竿、頼刃を「曲がらない」と叫び釣りをしていた雨宮氏でしたが終ってみれば見事に4位枠を絶妙な釣果でかわし500g差で4位の引導を渡されました。プンプン!因みに坂井氏とは100g差だったので4位の神様を味方につけているのかな?
3位は段底を選択したが午後失速してしまったトライアルの看板、金山氏29枚を釣上げ堂々の3位です。最近ナンチャッテ段底とか浅棚のままで段底にするのが常套手段の金山氏ですが、本人曰く今日で段底の地合いは終わったと一言。今年は春めくのが早い為かヘラブナの活性が何処でも高く巣離れも早い感じなので例年段底がまだまだ釣れるはずなのにジャミの動き出しが早く段底は難しい感じになりました。
前回「将監」で例会が組まれたのが2003年4月、2002年は3月の2回だけ、どちらも優勝は20キロ越えなのに何故か3月はころころと例会場所が変更されて逆井HーC、谷和原大沼、真島園、清遊湖、冨里の堰と変更され、さくら湖に落ち着き始めたのが2012年ごろからなのでトライアルメンバーも殆どが久しぶりか初めての釣り場なので本当にこの道で良いの?って感じで将監に来られた方も多いのではないでしょうか。若干2名は他人の敷地内でUターンしたそうなので。
釣果的には爆釣感はありませんでしたがキチンと管理されていて綺麗でビックリしました。これで食堂とか有ったら最高ですよね。(カップラーメン用のお湯はあるらしい)
余談ですが翌日に大風の中沼で金山氏に会いました、中沼フリークのY氏が例会報告を見るのを楽しみにしていると情報をキャッチ、高嶋氏に続いて新会員が増えるかも?と思っております。好き勝手に報告させていただきましたが来月もよろしくお願いいたします。
【例会報告作成碇双眼鏡】
今月の会報は、昨年までの両ウドンの釣果を過信し、4位になってしまった若山が報告します。
【概況】
日時:2024年2月17日(土)
場所:富里乃堰
天気:晴れのち曇り、風も弱く、好天に恵まれた一日
参加者:15名
当日の例会は富里乃堰愛好会と成田のクラブとトライアルクラブの3組。
例年通り愛好会が渡り桟橋の手前に入り、成田のクラブとトライアルクラブが渡り桟橋の奥に入ったので、釣り場は比較的すいている状況。
まだ2月中旬ですが、例会の前々日(2/15)に春一番が吹いており、日照時間が少しずつ長くなり、朝の冷え込みもやわらいできた感じです。おそらく、水の中では巣離れが始まっているのではないでしょうか。
このような状況の中で、越川さんが磨き上げた「段底」のテクニックを駆使し、16.0キロで優勝しました。第2位と第3位は13.6キロの同量で金山さんと杉田さんが入りましたが、金山さんも下針を底につけた「ナンチャッテ段底」(本人曰く)で釣果を伸ばしており、「春は底を釣れ」の格言通り、底釣りが有利な一日だったようです。
【上位3名の釣況】
第1位 越川さん 16.0キロ 30枚
ポイントは東桟橋78番、竿の長さ10尺で段底とのこと。
越川さんは、ここ何年か同じポイントに入っているようですが、聞くところによると「このポイントは底に平らな所があり釣りやすい」とのこと。
午前中は風流れで食わせエサが安定せず、10枚程度しか釣れなかったが、午後から底を取り直して、ウキが止まる所を探して、止まったところで「ムズ」という当たりを取り、当たらなければ置き直した。特に、この置き直しが決まり、連荘で釣れて、午後から20枚を釣り込んだとのこと。
第2位 金山さん 13.6キロ 28枚(2位と3位は同量)
ポイントは東桟橋奥の109番、竿の長さは13.5尺、釣り方はいつものコーラさなぎ感嘆セット。
朝は浅棚(1.3m)で始めたが、エサを打っていると魚が離れていく気配をベテランの感性で察知し、徐々に棚を深くした。ウキは浅棚で使用していたボディ7cmのままで、最後は下針を水深2本半の底につけて「ナンチャッテ段底」で釣った。
当たりが小さいのでワイドスコープ(別名:光学兵器)を装着し、黒帯一節のミクロな当たりを取った。
午前中は浅棚で8枚、午後から「ナンチャッテ段底」で20枚釣り込んだとのこと。
第3位 杉田さん 13.6キロ 28枚(2位と3位は同量)
ポイントは東桟橋奥の119番、竿の長さは前半12尺、後半15尺、釣り方は棚2mの力玉セット。
朝は12尺で始めたが、当たりが少なく、あまり釣れなかった。午後から竿を15尺にしたところ、なじんでサワって「チッ」という当たりで釣れ始め、釣果を伸ばすことが出来たとのこと。
今回は、先月の例会報告に記載されていた知歌姫さんの「良く釣れるエサの配合」を参考に、バラケの組成を変えてみたとのことで、新しい情報を積極的に取り入れて、釣り方を修正していくスタイルはさすがです。
【例会報告作成若山両ウドン】
2024年明けましておめでとうございます。
1月20日に茨城県古河市にある三和新池にて第1回の例会が開催されました。
当日は今にも降り出しそうな曇天、トライアルクラブの例会ではよくある事、まっ、仕方ないですね。天候のせいか客の入りは4割ほど、1番入場で全員東桟橋に入りました。雨も予報では振り出しは夜、信じて釣り座に着いた。チョウチンセット用のウキを調達したので早く試したくて早々に閃光LⅡ9尺を継ぎ開始した。数投でアタリが出て間もなく一枚目をGET。9時までに10枚程釣れた。
皆さんあまり釣れていない様子、もしかしたら今日は上位かも、な~んて事を考えてお昼までに19枚。美味しい唐揚げ弁当を食べ、さあ午後も頑張ろう!気合を入れ直して再開。と間もなく水面に小さな波紋が、ジャミのモジりかと思いきや、何とアメ、あめ、雨じゃ~・・・終了~~!!!田野さんとデッドヒートだったが、26枚、8.1kgでゲームオーバー。今日は神様に見放されました。でも、この分で行けば雨宮さん、田野さん、杉田さん、後は釣れな~いと言っていた金山さんで決まりだなと思って、さっさとお片付け。しかし意外にも金山さんの頑張りがなく、結局今回も4位。結果発表の時は耳を疑いましたよ。本当にね。と言う事で、今年も例会報告をいっぱい書きますので宜しくお願い致しま~す。<m(__)m>
(今回はゴーストが職務放棄したため自力で書いてみました)
それでは2024年第1回例会にめでたく優勝されたのは雨宮さん
場所 東桟橋中央事務所向き
竿 10尺
タナ チョウチン
道糸 1号
ハリス 0.6号10cm 0.6号50cm
ハリ 上 グラン7号 下 ウドン3号
ウキ ボディ4.5cm 足12cm トップ20cm グラスムク0.8㎜
エサ ①バラケ
粒戦 100
水 100
バラケマッハ 100
BBフラッシュ 100
②バラケ
粒戦 100
水 100
軽麩 100
BBフラッシュ 100
クワセ 力玉さなぎ漬け
今日のキモは新調した竿を迷う事無く使い痛い親指を駆使して丸めたバラケをハリにフワ付け。アタリは2回位誘って無ければ打ち返すの繰り返し。バラケも状況に応じてバラケ①と②を打ち分ける。小さなアタリも取る。丁寧な釣りを心掛けると言う事でした。今や管理池の釣り方もマスター。いろいろ勉強されている雨宮さん尊敬します。朝からコンスタントに釣り35枚 11.7kgで優勝です。スリーワンの例会でもこの釣りで優勝されました。重ね重ねおめでとうございました。
第2位は杉田さん
場所 東桟橋中央事務所向き
竿 9尺
タナ 1m
道糸 1号
ハリス 0.5号 7cm 0.4号 45cm
ハリ バラサ 7号 バラサ 3号
ウキ ボディ 4.5cm 足 5cm トップ 8cmパイプ
エサ バラケ
粒戦 150
水 150
バラケマッハ 100
BBフラッシュ 100
もじり 100
クワセ 力玉さなぎ漬け
今日は雨宮さんに真向勝負とばかりチョウチンから始めたが全く釣れず、あえなく玉砕。
気を取り直して浅ダナに変更したが、これまたアタリが貰えず。如何したら釣れるか試行錯誤の時間が過ぎた。午後2時を回ったころに今日一番の地合いになり何と1時間で8枚の爆釣 。バラケは柔らか目が良かったと。出遅れたにもかかわらず26枚9.1kgで2位に滑り込まれました。流石ですね。終礼では浅ダナで通せば良かったとおっしゃっておりました。
第3位は田野さん
場所 東桟橋中央畑向き
竿 11尺
タナ 1.3m
道糸 0.8号
ハリス 0.5号 7cm 0.4号 42cm
ハリ バラサ6号 バラサ2号
ウキ ボディ5cm 足8cm トップ10cm
エサ バラケ
ダンゴの底釣り夏 50
粒戦 100
セットガン 100
水 200
ヤグラ 100
セット専用バラケ 100
セットアップ 100
BBフラッシュ(調整)
クワセ 感嘆
多くの会員がチョウチン、底釣り、段底と浅ダナから逃げるなか、果敢にも浅ダナで攻め、地合いを作り諦めることなく一日釣り通した根気強さは見習わねばと思いました。
私はこの時期釣れない事に我慢ができずウキを交換したり竿の長さを変えたりと益々釣れない方向にはまります。自分を信じて我慢する事にします。そうすれば結果はついて来ますよね。有難う田野さん! 結果は28枚8.8kgでめでたく4位を免れました。おめでとうございます。
では最後に、良く釣れるエサの配合をお教えいたします(何て偉そうだ事)
バラケ: 粒戦 100
トロスイミー 50
水 200
ヤグラ 100
セット専用バラケ 100
バラケマッハ 100
クワセ: 力玉大さなぎ漬け
今日はバラケを入れないようにした方がアタリが続き良く釣れた。おしまい!シャンシャン。
【例会報告作成中澤知歌姫】